他者とのかかわり


先日の東奥日報
共同通信―より

千葉大学の徳山教授が学生に対して行っている、ユニークな授業。

一本の丸太の上に一列にならんだ学生に
「落ちないように、誕生日順に並び替わってください。」


学生達は固まって動けない…


私達、じじばばなら簡単!
互いに体を支えあって、体を入れ替えるが、今の学生はそれが思いうかばない。
のだそうだ(^o^;


「協力する」ことを、言葉では知っているが、感覚として自分の体に取り込んでいない。

だから、他者と手はつながない。目は合わせない。それが普通の感覚になっている。

一方で、どんな困った状況も、孤独に一人で解決しなくては、というパターンも染み付いている。


そんな学生相手の体育の時間に、他者と接触しないとできないような運動を仕掛けているという。


折り合いをつける。責任を負う。任せる…。
こんな他者とかかわる煩わしさというリスクを肥えて達成したときには、一人でやるときよりずっと大きな達成感がある。
その楽しさを知らないのは、何とももったいない、とも。


「一人ではできない課題」をこなすことで、他者との協力が自然に身につく。
言葉の説教より、体で感じる方がずっと説得力があることがよく分かる。

こんな内容です(^^ゞ


いつもながら、毎回いいテーマを語ってくれる。
確かに昔と違って、他者との繋がりが希薄になっているよね。
親の世代である私達にも、そんな気配はあるかもしれない。

「共にハラハラどきどきすることで、他者との間がつながってくる」とも書いてあったが、
こんな世の中だけど、積極的に人と交わっていきたいものですわ(^O^)