年の初めに、いい話聞いちゃいました^^

昨日の「ラジオ深夜便
山形新庄市語り部、ワタベトヨコさんが語ってくれた民話。


あまり仲のよくない嫁姑の話。
ある日、畑仕事が早く終わった嫁が家に帰ると
姑「なしてこんなに早く帰ってきた?」
嫁「早く仕事が終わったから」
姑「畑仕事は探せばいくらでもあるもんだ」


嫁『こんな意地の悪い姑、いなぐなってしまえばいい!』と思い
お寺の和尚さんに相談したら
和尚「この饅頭を食べさせれば○○日で死ぬから食べさせろ」
嫁は喜んで家に帰った。


嫁「おがさん、この饅頭食べせ」
姑はびっくりして「こった大きい饅頭、ひとりで食べきれね。半分、おめも食べせ」
嫁は死にたくないと思って「なんもぉ。おがさん、食べせぇ」と優しく言った。
姑は『なして、この嫁、こったに優しぐなったべ』と思いながらも嬉しぐ食べて嫁に優しぐなった。


嫁は『あと何日したら死ぬべ?』と思いながら最後だと思って
ますます優しぐした。
そうすれば、姑もますます優しぐなって
いつのまにか、二人は仲のいい嫁姑になった。


嫁は『こった優しいおがさんいねぇ。死んだら大変だ』と思い
和尚に「あの饅頭の毒消しくだせぇ!」と頼んだら
和尚が笑って「あの饅頭は、ただの葬式饅頭だぁ」
「なぁ、こっちが優しぐすれば、向こうも優しぐなるべぇ。したら、年の若いおめがら優しぐしてやれぇ」


言葉はちょっと違いますが、
こんなニュアンスでした。


優しくされて嬉しくない人はいない。
こちらから優しくしよう!
自分からあいさつしよう!
笑顔を伝えよう!
そ〜んな風に思ったことでした。